オキシトシンが不足するとどうなる?

幸せホルモンと呼ばれているオキシトシンは、ハグをすると分泌されると言われています。
オキシトシンは、脳の視床下部内で合成され、2つの経路で2つの働き方をします。
1つ目の働きは、ホルモンとしての働きで、血液を通して脳以外の全身に働き、主に平滑筋に作用します。

神経線維内を移動し、脳下垂体後葉に行き、そこから血液中に分泌されます。絵付け器中に分泌されたオキシトシンは、分娩を促進させたり、授乳を促進させるなどの働きをします。
2つ目の働きは、脳内における神経伝達物質としての働きです。情動などを司る大脳辺緑系や、側坐核を中心に脳内に広く伝わります。

オキシトシンの受容体は、中枢神経、子宮、乳腺だけでなく、腎臓、心臓、胸腺、膵臓、脂肪組織などでも確認されています。

スウェーデンは、オキシトシンが持つ効果にいち早く注目した国です。体に触れることによって増えるオキシトシンを医療に応用する取り組みが行われているのです。
例えば、スウェーデンの保育園や幼稚園などでは、タッチケアが行われています。タッチケアを行うことで、子供の情緒が安定し、問題行動や乱暴な行動が減るとされています。

オキシトシンは、人と人との信頼関係をより強める物質なのですが、個人の中では認知機能を高めるという効果もあります。
因みに、ザラザラした表面を触るよりもツルツルした表面を触った方が、オキシトシンが出やすいという研究結果も出ています。
普段、着る服や使用する寝具などは、なるべく触り心地のよい素材のものを使用することをおすすめします。

愛情表現が低下した老夫婦でも、手を繋いで散歩するだけで、オキシトシンが分泌されて、明るい気分になったり脳が活性化されて前向きな気持ちになります。

体に慢性の痛みを抱える人に、触ってあげるだけで体が楽になり症状が軽くなったという症例もあります。
オキシトシンには他にも、血圧を安定させたり、心臓の機能を高めるといった効果もあります。

オキシトシンを増やすには、人との触れ合いが一番です。恋人や友人と手を繋いだり、ハグをするといったスキンシップや、一緒に食事をしたり、お喋りをしても分泌されます。
自分自身を触れることでもオキシトシンを増やすことは可能です。

オキシトシンは、1回分泌されたからOKというものではなく、頻繁にコミュニケーションを取って、接触することに意味があります。
だからといって、事務的にハグをしたり手を繋ぐのでは効果的ではありません。相手を思いやる気持ちを忘れずに触れ合うことが大切です。

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